プロ野球 珍記録の数々

野球 バッター

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プロ野球の歴史のなかで名記録や名勝負は数々ありますが、意外な偶然によって生み出される珍記録というものも存在しています。ピッチャーにおいては打者0人で勝利投手になったという記録があります。先発投手ではなし得ない記録でリリーフ登板の時に起こりうる現象と言えるのですが、達成には条件が重ならなければならないので一筋縄とはいかないというのが本音でしょう。ランナーを背負った状態でリリーフとしてマウンドに上がり、ランナーを牽制か盗塁阻止でアウトを取り、チェンジし、直後の味方の攻撃で逆転サヨナラが必要となるからです。過去達成者は2人いて、1人は、ロッテの小林雅英が、もう1人は、ヤクルトの久古健太郎が2000年、2012年にそれぞれ達成しています。

https://handenomori.com/
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打者で連続三振記録という不名誉な記録を作ってしまったのは、横浜にいたドミンゴ⋅グスマンです。3月から5月1日まで6試合に出場し、全ての打席において三振し、世界記録を更新する14つ目の三振を樹立すると、更にその後も三振を続け、記録を18まで伸ばしました。また、阪神で活躍した赤星憲広も珍しい記録を持っている1人と言えるでしょう。彼が持つのは連続打席無本塁打記録というものです。現役9年間で放った本塁打は、3本で、その3本目を放ってから引退するまでの4年は一切本塁打を打ちませんでした。その間の打席は2528打席にも及んでいます。

ボールを投げる

プロ野球を楽しむならタイトル争いに注目しましょう

ヘッドスライディング

プロ野球にはセリーグとパリーグに6球団ずつあり、100を超える試合の勝敗で各リーグの優勝チームが決まります。
その後はクライマックスシリーズを経て日本シリーズが開催され、日本一となるチームが選ばれます。応援しているチームがある場合、各リーグやクライマックスシリーズ、日本シリーズの勝敗は気になるでしょうが、プロ野球を楽しむなら選手のタイトル争いに注目することをおすすめします。

打者の場合は打率や本塁打数、打点数、投手の場合は勝利数や防御率、奪三振数などで毎年タイトル争いが行われています。チームの順位が最下位だったとしても、タイトル争いは選手個人の成績で決まるため、楽しめます。

特に、応援しているチームやファンの選手については、ライバル選手と個人成績の差を調べることによって、シーズンの終盤まで一喜一憂できるでしょう。
ライバルの選手と成績の差が少ない時は、終盤で大逆転劇が起こる場合があるので見逃し厳禁です。

グローブ

個人成績をチェックする際はプロ野球速報の利用を推奨します。試合の進行状況だけではなく選手の成績もわかるため、便利なサービスです。
プロ野球速報はインターネットでチェック可能なことから、スマートフォンやガラケーを持っていれば、外出先でも選手の個人成績がわかります。その際は応援している選手はもちろん、名前を知っている程度や全く知らない選手の成績もチェックすれば、さらにプロ野球を楽しめるようになることでしょう!

公式戦がスタートする前にプロ野球の順位を予想しましょう

野球用具

プロ野球はキャンプ、オープン戦を経て3月の下旬や4月の上旬から100試合を超える公式戦がスタートします。公式戦の勝敗によって各リーグの優勝チームが決まり、上位3チームで日本シリーズ進出チームを争います。

グローブ ボール

日本シリーズが終わるのは10月の下旬や11月の上旬なので、プロ野球は長期間に亘って満喫できる魅力的なコンテンツと言えるでしょう。応援しているチームの勝敗だったり、選手の活躍だったりなど、プロ野球の楽しみ方は様々です。
楽しみ方の1つとしておすすめしたいのは、公式戦がスタートする前に順位を予想することです。
応援しているチーム、ライバルのチームなどを含めてセリーグとパリーグの順位を予想します。

順位予想が的中したからといって報酬が発生するようなことはないですが、的中すれば各チームの戦力を把握し、的確に分析できる能力がありますし、予想が的中したことを喜べるでしょう。

プロ野球の順位予想は、有名な解説者でも大きく外してしまうくらい全てを的中させるのは難しいです。連勝や連敗、選手の怪我など、公式戦では想像しにくいことが起こります。
せっかくプロ野球の順位予想をしたからには、自分の考えをプロ野球ファンの友達や会社の同僚に話をすると楽しめます。

SNSやブログといったサービスでも順位予想を掲載すれば、色々な反応を見ることができます。

審判

このように、プロ野球の順位予想をするだけで楽しめるので、セリーグとパリーグの1位から6位までを自分なりに考えましょう。

クライマックスシリーズに集まる賛否

野球

クライマックスシリーズ(CS)は、プロ野球の新たな魅力を生み出した制度として、多くのファンに支持されています。

最大のメリットは、レギュラーシーズン終盤まで優勝争い以外のチームにもプレーオフ進出の可能性を与え、消化試合を減らすことでシーズン全体の盛り上がりを維持できる点にあります。

特に、レギュラーシーズン3位以内に入れば日本シリーズ進出の可能性が残るため、シーズン終盤まで白熱した戦いが続くようになりました。

これにより、上位争いだけでなく、3位争いにも注目が集まり、観客動員数や視聴率の向上にもつながっています。

かつてはシーズン途中で優勝争いから脱落したチームの試合は関心が薄れがちでしたが、CS導入後は「最後まで諦めない戦い」が見られるようになり、リーグ全体の競争力向上にも貢献しています。

また、ポストシーズンならではの短期決戦のスリルも、クライマックスシリーズの大きな魅力です。通常のペナントレースでは見られない「一戦必勝」のプレッシャーの中での戦いが繰り広げられ、選手や監督の戦略的な采配が際立つ場面も増えました。

シーズン中とは異なる緊張感が生まれることで、ファンにとっては特別なイベントとなり、多くの注目を集める要因となっています。

グローブ

一方で、クライマックスシリーズには否定的な意見も多く、特にレギュラーシーズン1位のチームにとっては不公平な制度だとする声が根強くあります。

最大の問題は、長いシーズンを戦い抜いてリーグ優勝を果たしたチームが、日本シリーズへの進出をかけて再び短期決戦を強いられる点です。

レギュラーシーズンは、半年以上にわたる長期戦であり、安定した強さを持つチームが勝ち上がる仕組みになっています。しかし、クライマックスシリーズでは短期決戦の特性上、一時的な好調・不調が勝敗を大きく左右し、シーズンの勝率が高かったチームが敗れるケースも少なくありません。

過去には、シーズン3位のチームが日本シリーズに進出する事例もあり、ペナントレースの価値が損なわれていると指摘されています。

また、クライマックスシリーズの開催によって、レギュラーシーズン1位のチームが実戦感覚を失ってしまう問題も指摘されています。

リーグ優勝を決めた後、CSファイナルステージまでの間に1週間以上の休養期間があり、その間に調整が難しくなるケースがあります。

勢いを失ったままCSに突入し、下位チームに足元をすくわれる事態が起こることもあります。