プロ野球界で通算200勝を達成した人
日本のプロ野球の長い歴史の中で、通算200勝を達成した人は2018年シーズン終了時点でわずか24人しか存在しません。1位は、1950年から約20年間、国鉄(現ヤクルト)スワローズ・読売ジャイアンツで活躍し続けた金田正一投手で、投手としての通算成績は400勝298敗です。昔のプロ野球界は今と違って先発投手の登板間隔が5日から1週間くらい空く事はなく、体力があった20代の頃は当たり前のように1季50試合以上に登板していました。なお、登板数が多かった20代の頃には年間30勝以上を記録したシーズンもあったほどです。最後のシーズンとなった1969年には10月に通算400勝を達成しました。登板間隔の問題により、この記録は誰も抜く事出来ないだろうと言われています。
300勝を達成した選手は5人存在しますが、第二次大戦前から20年間日本の野球界で活躍したスタルヒン投手(通算303勝)は、外国人投手の中では勝利数ダントツ1位です。勝利数が200勝から299勝の投手は18人おり、200勝投手の中には2010年代まで活躍していた選手も存在します。その中で工藤公康・山本昌の両投手は特筆すべき存在で、徹底した自己管理でアラフィフ世代まで選手として活躍し続け、プロ意識の高さは強く尊敬されています。